2020.06.04

オナラって1日何回がふつう?~オナラのメカニズムを見てみよう~

腸にたまったガスが排出されるオナラ。
オナラは不快なニオイがすることも多く、できれば人前では避けたいものですね。
ですが、オナラは私たちが生きていく上で必要な生理現象でもあります。
我慢しすぎると体調不良の原因になることも…。

そこで今回は、なぜオナラが出るのか詳しいメカニズムとともに、1日のオナラの回数やオナラが増える・減る原因について詳しく解説します。

オナラはどのようにして発生するの?1日の量は?

オナラの正体は腸内に溜まったガスです。

私たちは、普段口から食べ物や飲み物を体内に摂り込んでいます。
しかし、摂り入れられているのは飲食物だけではありません。
実は、飲食物と一緒に空気も一緒に飲み込んでしまっているのです。
食道から胃の中へ入った空気の一部は「ゲップ」として身体の外に排出されますが、残りは胃から腸へと送られ、最終的には「オナラ」として排出されます。

さらに、私たちの腸内では飲食物が分解されて便が形成される過程で多くのガスが産生されます。
このガスもずっと腸内に留まることはなく、一定量溜まると「オナラ」として排出されるように…。

こうして、飲み込んだ空気と腸内で発生したガスがおしりから排出されたものが「オナラ」なのです。

オナラは1日にどれくらい出るの?

オナラの量や回数は、人によって大きく異なります。

というのも、飲み込む空気の量は食べ方や飲食の回数によって異なりますし、腸内で産生されるガスの量は食べた物や腸内の状態に左右されるからです。
そのため、1日に出るオナラの量や回数のどこまでが正常で、どこからが異常なのか定義するのは非常に難しい面もあります。

しかし、あくまで目安とすれば、オナラ1日の量は200~2000ml、10~20回程度が平均的な値と言えます。
もちろん、これ以上多くても少なくても必ずしも「異常」というわけではありません。
むしろ大切なのは、いつもよりオナラの量や回数が極端に変化することです。

オナラの量や回数が変化する原因ってと?

上でも述べたように、オナラの量や回数には大きな個人差があるもの。
一概に、どの程度を「正常」とするのか明確な基準はありません。
ですが、いつもと極端に量や回数が変化するのは身体に何らかの異常が現れているサインかも知れませんので注意が必要です。

では、オナラの量や回数が変化する原因について詳しく見てみましょう。

オナラが増えるのはなぜ?

オナラの回数が増えるのは、大きく分けて2つの原因が考えられます。

1つ目は、飲み込む空気が増えること。

私たちは飲食物を飲み込む際、無意識に空気を一緒に飲んでいます。
そして、空気は早食いをしたり、ガムを噛んだりすると多く体内に摂り込まれることに。
また、ストレスや緊張感なども空気を多く飲み込む原因になると考えられています。

そして2つ目は、腸内で産生されるガスの量が増えること。

私たちの腸内には、「腸内細菌」と呼ばれる1000種類以上の細菌類が100兆個も潜んでいるとされています。
腸内細菌には善玉菌と悪玉菌、その中間の役割を果たす菌の3つのタイプがあります。
善玉菌はビフィズス菌や乳酸菌など腸内を産生に保って腸の働きを活性化させるもの。
一方、悪玉菌は腸の働きを悪くして便秘や下痢を引き起こす原因になるものです。

腸内のガスは、これら腸内細菌が飲食物を分解して増殖する過程で発生します。
善玉菌は主に食物繊維を分解してガスを発生させますが、ニオイは強くありません。
ですが、悪玉菌は肉類などのたんぱく質や脂質を分解してニオイが強いガスを産生…くさいオナラの原因です。

もちろん、善玉菌が多い理想的な腸内環境の方も適度なオナラが出るのはむしろ健康的。
しかし、食物繊維を多く摂りすぎると腸内で産生されるガスが増えますのでオナラの量や回数も増えてしまいます。
特に、便のかさを増す効果のある根菜類・豆類・きのこ・穀物などの不溶性食物繊維の摂りすぎには注意しましょう。

また、悪玉菌が多い方はニオイが強いオナラが出やすくなるため、たとえ回数が少ないとしても悩みの種に…。
ニオイの元となるたんぱく質や脂質の多い食事は控え、ヨーグルトや納豆など善玉菌を増やす効果のある発酵食品を積極的に摂るようにしましょう。

オナラの量が減るのはなぜ?

オナラはできれば避けたいもの。
そのため、回数が減るのはよいことでは?と考える方もいるでしょう。
ですが、極端にオナラの量や回数が少ないのも身体に異常があるサインかも知れません。

オナラは腸内にガスが溜まれば自然に出るものではなく、腸が運動を繰り返すことでお尻にまでガスを押し出しています。
そのため、腸の動きが悪くなるとオナラが出にくくなることに。
その結果、腸内にガスが溜まりすぎて、腹痛、お腹の張り、吐き気などの症状を引き起こすことも少なくありません。

原因としては、長時間のデスクワークや運動不足によって腸に刺激が加わらないことが挙げられますが、自律神経バランスの乱れも大きく関与しています。
さらに、虫垂炎など腸に何らかの強い炎症が起こると腸の動きが悪くなってオナラが出にくくなることも。

食生活は変化していないのにオナラの量や回数が減った…こんなときは要注意です。

監修:内科医師 成田亜希子

以下の情報に間違いがないかご確認ください。
なお、以下は必須項目となりますので、全ての項目へのご入力をお願いいたします。

必須

必須

セイ必須

メイ必須

性別必須

生年月日必須

本人区分必須

郵便番号必須

都道府県必須

市区町村必須

番地必須

ビル・建物名・部屋番号

電話番号必須